2018/07/25

ポルトガル旅行 6


エボラでローマ神殿以外で有名なところと言えば、サン・フランシスコ教会でしょうか。


こちらは16世紀にかけて作られたゴシック調の教会です。


こちらにもアズレージョがあります。


教会だけあって、やはりキリストについて書かれているようですね。


中の祭壇は結構きらびやかで、小さい街にしてはなかなか綺麗な内部ですよ。

でも、この教会が有名なのはこの祭壇ではなく、、、


こちらのボーンチャペルです。
つまり、人骨で埋め尽くされた教会なのです!

そういうのが苦手な方はこの先を見ないほうがいいですよ。


16世紀にフランシスコ会の修道士が、仲間の弟子たちに現世での死と死後の世界について観想とか瞑想することを推進するために作られたそうです。

ううーん、この場で瞑想するのはなかなかの試練のように思えますが。。


ミイラというか、人骨そのものも展示されております。


500年ほど前に作られたことを考えれば、とてもいい状態で保存されていますよね。

教会内にある説明書きには、「これらの骨は当時の街のお墓から掘り起こしてきたものを利用している」とありますが、そんなことをしてバチが当たらないんでしょうか・・・・。


そして、「私たち、ここにある骨たちはあなたをお待ちしていますよ」と書かれてあります。

そうはいっても、その後に新しく仲間入りした骨はあるのかしら・・・?



2018/07/17

バンクーバーの夏



ポルトガル旅行記はまだまだ終わらなそうな感じなので、ここらでひとつ最近のバンクーバーの様子をば。。

上の写真はカナダデーで行われた野外のジャズフェスティバルの様子です。

バンクーバーも今は夏真っ盛りで、ここ数日は28℃くらい(体感温度は30℃くらい?)の日が続き、シロクマのカナディアンたちはあまりの暑さでウダっています(笑)

猛暑の中スーツを着て出社できる(しなければならない?)日本の人たちが聞いたら呆れるくらいかもしれないですけど、私ももう日本の夏は20年以上も経験してないので、これくらいの暑さでもちょっと夏バテぽくなってしまうんですよね。

そうは言っても、夏になると刹那的に外へ出て活動的にならなくては!という強迫観念に駆られて、せっせとお出かけしていますよ。


これは先日出かけたリンバレーキャニオントレイルからの景色。
無料の吊り橋があるリンバレーキャニオンの一部ですが、吊り橋があるところの反対側(というのかな?)で、吊り橋あたりと比べると人が圧倒的に少なくていいですよ。

しかも、今年から吊り橋のパーキング場は確か有料になったはず。
でも、こちらは無料で車が停められます。


こういうモスが絡まった枝とかはレインフォレストぽくて大好きです。


ここに来ると必ず立ち寄るライスレイク。


水と緑に囲まれていると、本当に心が安らぎますね。


これは、ある週末の夜に散歩したグランビルアイランドからの景色。
夕焼けに反射した雲が綺麗で、携帯で撮ってちょっとフィルターをかけたら水彩画っぽくなっちゃった。


またこれはお友達と一緒に出掛けたファーマーズマーケット。
私一人だとあれこれ買っちゃうんだけど、お友達がいるとおしゃべりしながら冷やかしという感じなので、散財しなくて良かったわ(笑)


マーケットで買ったストロベリーとルバーブのパイ。
結構ボリューミーだったけど、美味しくてぺろりと食べちゃいました。


マーケットの後でベリーピッキングもしたよ~。


ここの畑で取れたフレッシュなベリーで作られたソースがたっぷりのサンデーは名物なのです。
カップの底にもいっぱいソースがあるんだよ。


見渡す限りのベリー畑(野菜畑もあります)
お天気が良かったので、遠くにアメリカのマウントベーカーも見えました。


この日はブルーベリーをメインに、ちょこっとラズベリーも収穫しましたよ。

Kは子供の頃(たぶん小学校低学年くらい?)に地元オンタリオで夏の子供のアルバイトとしてベリーピッキングをやってて、暑くてキツい仕事だったらしく、それがトラウマになっているのか「ベリーピッキングをお金も貰わずにタダでやるなんてまるで奴隷じゃないか!」とか申しておりました。。。(苦笑)

でも、自然の中で収穫の喜びも味わえ、かつ自分で摘み取ったフルーツを格安で買えるなんて、都会育ちの私たち(←プッ)にとってはとっても楽しい夏のアクティビティなのです。


キツラノビーチでは夏になるとビーチバレーのトーナメントが毎週のように行われ、DJなんかも居たりしてザ・ウェストコーストという感じ満載です。


私とKも休みが合えば、せっせと短い期間しか楽しめないサイクリングに出かけています。




2018/07/08

ポルトガル旅行 5


ポルトガルの南東部にあり、スペインの国境からも車で1時間ほどの場所に位置する、Evoraにも行ってきました。
旧市街の中にはコリント式のローマ神殿の遺跡があり、旧市街全体がエボラ歴史地区としてユネスコの世界遺産に登録されています。


旧市街の街のはずれにある私たちが泊まったホテルの屋上からの旧市街の眺め。

旧市街は城壁で囲まれており、城壁内の直径は歩いて20-30分くらいの距離です。


また、エボラにも水道橋があるのですが、面白いのは旧市街の外から中まで突っ切っていることかな。


このように街のど真ん中を横切っているのです。


というか、水道橋を利用して街が形成されたのかな?



なぜなら、水道橋が建物の一部として利用されているから。


このように壁の一部として利用されていたり。。。


1階と2階の区切る支柱(?)として利用されていたりとなかなかユニークです。


街中のお土産屋さんには、オビドス同様コルク製品のお店が沢山ありました。
そもそも、コルクの木が生えているのは、エボラの近郊が一番多いようですよ。


旧市街にはイチジクの木があって、イチジクの実がたわわに実っていたので、イチジク好きの私としては、摘み取りたい衝動を抑えるのが大変でした(笑)


エボラはリスボンからもバスで2時間程で来れることもあり、日帰りで訪れる観光客が多いのか、夜の街はひっそりとしています。


でも、人気のない旧市街も風情があっていいですよね。


エボラは治安がいいので、夜遅くに歩いていても特に問題ありません。(女性の1人歩きはやめたほうがいいかも知れませんが・・・)


ライトアップされたローマ神殿も素敵でした。
見所がいっぱいのポルトガル、歴史をもっと事前に調べておけば良かったと後悔です。。。




2018/07/02

ポルトガル旅行 4


ポルトでレンタカーを借りてどんどん南下していきますよ。
こちらは、ポルトから車で1時間ほどのところにあるAVEIROという街です。


アズレージョタイルの美しいこの古い建物は、旧Aveiro駅なのです。


この駅の隣に、現在使われている近代的な駅があるのですが、古い駅もこのように保存されています。


なかなか味がありますね。


夏の時期はこのようなミニチュアトレインで市内をぐるりと回ることができますよ。


Aveiroの街は、なかなかハイカラな感じでしたよ。


街の中心には運河があって、ゴンドラで運河めぐりもできるので、ポルトガルのベニスと呼ばれているらしいです。

運河があったら、なんでもベニスになるのよね。。。


このゴンドラですが、この地域では「モリセイロ」と呼ばれていて、なんだか「盛りせいろそば」みたいな響きにクスっとなります。


このようなモザイクの石畳はポルトガルのあちこちで見かけますよ。

さらりと観光した後は、さらに車で1時間半ほど走らせて、「谷間の真珠」と呼ばれる城壁に囲まれた中世の面影を残す小さな村へやってきました。


このあたりは水道橋がずっと内陸部へと続いているのですよ~。


こちらの入り口から入っていきます。


入り口のところには美しいアズレージョ。


小さな村をぐるりと囲むように城壁があり、歩いて回ることができます。
ですが、かなり歩くところの幅が細いうえ、柵がないので、高所恐怖症の人には厳しいかも。。


私は全然平気ですけどね!


周りは緑ゆたかな風景で、癒されますね。


城壁の中の建物は、真っ白い壁にオレンジ色の屋根で統一されています。


ちょっとこの写真では見づらいですが、スペインで見かけるような風車もありました。


オレンジもたわわになっていて美味しそう。。。


小さい街なので、ぶらぶらお店を見ていても2時間もあれば一通り回れるかな。


この地方の名産、ジンジーニャ(単にジーニャと呼ばれることもある。)と言うサクランボのリキュール。

リスボンあたりでも専門店で試飲できますが、オビドスのはチョコレートのカップに入れてくれるのが主流です。

お酒の飲めない私でも、甘くて美味しい上に、チョコレートのカップと一緒に食べるとボンボンみたいでもっと食べたく(飲みたく)なっちゃいます。


オビドスのお土産屋さんで、小さなボトルとチョコレートのカップがセットになったものが手ごろな値段で売られていたので、お土産にいいなぁと思ったのですが、これからもっと南に移動するので、チョコレートが解けちゃいそうでやめたのですが、涼しい時期ならお土産にぜひ!


ジンジーニャだけでなく、フルーツポンチとかサングリアとかももありましたよ。


街のメインストリートにはかわいらしいお土産が軒を連ねていました。


ポルトガルの内陸部はコルクの木がたくさんあるため、コルク出てきたバッグとか靴とかがたくさん売られていましたよ。


こちらの本屋さんもなかなか良かったですよ。


なんたって、新鮮なお野菜も売っているんですから!

オビドスには昔の修道院や宮殿を改装してホテルとなっているポウサーダと呼ばれる宿泊所が国内のあちらこちらにあるのですが、オビドスにも修道院を改装したホテルがあって、とても人気があります。

数時間の滞在で通り過ぎてしまう人も多いのですが、時間があったらポウサーダとかに泊まって、のんびりしてみたいものですね。

・・・って毎回言ってるけど、結局あちらこちらと行きたくなり、いつも私の旅は忙しくなっちゃうのよねぇ。。