Dine Out Vancouver の特別イベントとして、Hawksworth Restaurant が Dine Out Vancouver - Side Dish として4日間だけ、いろんな都市をテーマにして3コースのアペタイザーサイズのお料理とデザートを提供していました。
テーマは「Paris」「Rome」「Bangkok」「Tokyo」の4つで、パリとローマはあっという間に満席になってしまったので、お友達が行ってみたいといっていたTokyoがテーマのディナーに行ってきました。
こちらのレストランが入っているHotel Georgia
昔は古い安ホテルだったのに、リノベーション後はスタイリッシュなレジデンス兼ホテルになりました。
この日のお品書き。
私はてっきりこちらのレストランは North West Cuisine なので、それに日本風の食材や調味料を使ったものかと思いきや、割と本格的な日本食(メニュー上ではね)でした。
私達が通された2階の長テーブルのある部屋には、1つのテーブルに30人くらいが座り、大体60人くらいが集まっていっせいに食事がスタートするという形式でした。
まず、最初にこの日の担当のシェフの人から挨拶がありました。
オーナーでチーフシェフのDavid Hawksworthさんではなく、ウェブサイトに乗ってるどのシェフでもなかったのですが、日本で1年くらい修行に行っていたとおっしゃっていたかな(うろ覚えです)
それで、今回はAuthentic Japaneseに挑戦してみたとの事。
・・・・が、結論から言うと大失敗でした~。
本当にいいところが1つもないくらいがっかりしたので、記事にするべきかどうか迷いましたが、備忘録のために書いておきます。
一皿目。冷たいソバと野菜の天ぷら。
もうね、ありえないことにお蕎麦にオイルが掛かってました。
ちょっと洋風にアレンジしたかったのか、はたまた60人分いっせいに調理しなくてはいけなかったので、くっつかないようにオイルをからませておいたのか・・・
蕎麦自体も、まるで日本行きの飛行機で出される小さな入れ物に入っている機内食レベルでしたし。
ここで、これからのお料理にかなり不安を感じていた私達ですが、私達の隣のレズビアンのカップルは(ちなみに反対の隣はゲイカップルでした。笑)、「素晴らしいわ!私は日本に半年住んでたことがあるのよ」みたいなことを言ってましたが、私が「あなたのお気に入りのバンクーバーの日本食レストランは?」って聞くと Cambie St にある「シロー」とおっしゃってました。
・・・・・
居るんだよね~。こっちの白人で「美味しい日本食知ってるのよ!」って言ってどや顔で「シロー」をあげる人。
まぁ、古くから営業してるし、日本人オーナーだけど(今でもそうなのかな?)かなり普通レベルで、下手したら中国人や韓国人オーナーの日本食レストランのほうがおいしいくらい。(とはいえ、私も大昔に1度だけ行った事があるだけなので、今はどうかわかりませんが・・・)
今やバンクーバーにはかなり本格的な日本食を出すところがあるって言うのに、シローはないだろう!
2皿目の炙り寿司。これで2人分です。
もうね、右下にあるのは鯖の炙りですが、見てくださいよ~、寿司飯が大きすぎてネタからはみ出てます。しかもそれを隠すために中途半端に切れ端を置いているところが許せません。
しかも、寿司飯はべチャべチャでした。
3皿目の鳥のつくね。お皿に写っている赤い模様のようなものは梅ソースです。
つくね自体は普通に美味しかったけど、たれがめちゃめちゃ塩辛くて、寿司飯の残りと思われるライスボール添え。。。ありえません。
デザートはあんみつを意識したと思われる、牛乳と抹茶の寒天のシロップがけと餡子。
寒天は味がしなかったです。
あ~、久々の大失敗。お金の無駄使いだなと感じたお料理でした。
ちゃんとした日本人のシェフの日本食が沢山あるバンクーバーで、ちょこっと日本で修行した程度の非日本人のシェフが無謀にも Authentic Japanese に挑戦するなんて思ってなかったので。
帰りにシェフが出口で挨拶されていたのですが、白人でも食通でちゃんとした日本食を食べ慣れている様子の方はかなり辛口のフィードバックをシェフに直接長々とされてました。
でも、私は次回は普段のお料理を試してみたいと思ったので、このイベントもある意味成功だったのかな?
6 件のコメント:
むむ~江戸っ子としてはがっかりなTOKYO NIGHT。トホホでしたね。
食通の方の辛口フィードバックが今後につながるように期待しますか。
あ〜〜お腹の底から笑わせてもらいました。
初めは、おっ!のせぞさん Chamberに続き食レポ第2弾って思って読み始めたんですけどね、もう残念さがヒシヒシと伝わって来ましたよ(爆)
ありえない料理の数々、日本食を知らない人には美味しく感じるんでしょうね。
それにしても、面白い食レポでしたよ♪次回は美味しいお料理に出会える事を祈ってますよ(笑)
笑えないけど、笑っちゃうHawksworth。私達クリスマス前にここでディナーして、酷い経験をしたばかり。でも、今回ののせぞさんの経験は凄過ぎるかも。ちょっと有り得ない、、ですよね。そして、好きな和食レストランが堂々と「シロー」と言い切るカナダ人も面白過ぎ。でも、実は私の知り合いカナダ人でも同じ人居るんです。だからその様子がよ〜く分かって大爆笑です。オーナーシェフのHawksworth氏は素晴らしい腕のあるシェフだと思うけれど、このレストランのマネージメントには大いに問題ありです。夫の同僚も私達と似た様な経験をしていて、狭いバンクーバー社会、悪い評判ってすぐに広まるから、早めの改善が望まれますよね。普段、苦情など言う夫じゃないんだけど、この度はあまりにも酷い経験だったので、お店にメールしたんですよ。そしたら、3週間も返事なし(呆)。で、返事が来たら、「忙しかったから、、。マネージャーが病気で休んでるから、彼から返事させます」で、なしのつぶて。バンクーバーには良いレストランが沢山あるし、こんな経験をした後、残念ながら私達はもう二度と行く事はないだろうなぁ、と思いました。
Cecileさん:
江戸っ子のように、この日の担当シェフに「てやんでぇ、なんだいこれは?」って言いたかったところですが、私の代わりに食通の方が延々と辛口のフィードバックをされてたので、シェフもいかに無謀な試みだったかわかってもらえたことを期待します。(笑)
しっぽさん:
今回は残念無念もいいところでしたが、ウケて頂いたのなら、ブロガーとして行った価値があったようで本望です。(笑)
あまり日本食を知らない人で本格的な日本食レストランに行きづらいと思っている人には取り付きやすいイベントだったのかも知れませんね。。。とほほ。
Jennyさん:
私、Jennyさんのその記事読んでたんですよ。
で、「うわー、あんなハイエンドなレストランのウェイターなのに、そんなプライドのないことするんだ・・・」と思っていたんですが、まぁ、今回のイベントはお友達も行ってみたいといっていたし、私も興味があったのでトライしたものの、玉砕でした。。。
料理人として才能のあるHawksworth氏、マネージメントもしっかりしてほしいですね。
その点Westはお料理の質は昔と比べてクエスチョンマークでしたが、サービスは流石にWest健在という感じでしたよ。
あはは、ジェニーさんのお友達にも「どや顔のシロー支持者」が居るんですね?
私が来た当初にも私が日本人だと判ると「いい日本食レストラン知ってるよ!シローって言うところ」という白人が何人かいたので、トライしたっきりなので、今はどうかわからないのですが、今でも健在の「シロー支持者」のそのマジックワードを聞いて「キター!まだ居たのね?」とある意味感動しました(笑)
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