2018/12/02

アイスランド旅行 10


アイスランド旅行記の最後はアイスランドの食について書いておこうと思います。


アイスランドは火山と氷の国なので、お野菜はすべて輸入なのかと思っていましたが、実は地熱を利用してハウス栽培が盛んなので、スーパーで野菜を購入した時も、びっくりするほどは高くなかったです。


野菜の他にバラやチューリップのお花などもこれから春先に向けてハウス栽培していくと地元の人に聞きました。


これと言ってアイスランド名物というのは多くないのですが、レストランの食事は他の北欧同様とても高いものの、私がリサーチしたところでは、首都レイキャビックのレストランのお料理はデンマークの影響を受けているような感じで意外にも洗練されている感じでしたよ。

ただ、私たちはキャンピングカーでの移動で基本は自炊だったので、あまりレストランで食べる機会がなく、最終日のレイキャビック観光の時にやっと食べる機会がありました。

まずは、その中でB級グルメとして名をはせている、クリントン元大統領も食べられたというバイヤリンス・ベストゥ(Baejarins Betzu Pylsur)というホットドック屋さんへ。

お店はいつ行っても長蛇の列と聞いていましたが、私たちも20分ほど並びました。


ホットドックは1種類のみ!
トッピングは生の玉ねぎ、フライドオニオン、ソースはちょっと甘いマスタードソースとケチャップです。


屋台なので、食べるのは外です。
この日は晴れてたので良かったけど、雨が降っている日とか悲惨ですよね。。。

小屋の近くにピクニックテーブルが2つと立って食べる用のテーブルが3つぐらいしかないのですが、しょせんホットドックなので回転は速いので、すぐにどこかしらで食べれますよ。

何がそんなに有名なのかわかりませんが、強いて言うならソーセージがラムとのミックスであることとフライドオニオンのトッピングがいい歯ざわりを与えていることくらいかな?

まぁ、時間がないときにサクっと食べれて、しかも物価の高いアイスランドで1つ$4-5なので、お客さんが後を絶たないというのもわかります。

このお店の他にも「アイスランドホットドック」みたいな感じでお店を構えているところもあるのですが、この屋台だけが凄く混んでいて、ほかのお店は空いていましたよ。
味が違うのかな?


このお店のマスタードはスーパーで購入できます。


後、食材という言うことで特筆すべきは、意外と知られていませんが、アイスランドのバターは絶品なのです。

フランスのエシレなどの発酵バターも美味しいですが、アイスランドのバターはすごくフレッシュな感じでミルキーなのです。

コクがあるのに、あっさり。でもとてもミルキーで癖がないんです。
お値段もそれほど高く、カナダ産と同じ値段くらいだったので、買って帰りたかったけど、カナダはバターは持ち込み禁止なのですよねぇ。。

私たちは小さいものを買って滞在中に食べていました。


でも、チーズは持って帰れますよ!
キノコのチーズとか、いろいろ珍しいものが沢山。


あとは、アイスランド版のグリークヨーグルトのようなSKYR。
味も触感もグリークヨーグルトみたいなのですが、厳密に言うとチーズなんですって。クリームチーズの部類にはいるのかな?

最近は北米のスーパーでも「アイスランドスタイル ヨーグルト」と言ってSKYRが売っていて、私も一度買いましたが、それと本場のSKYRを比べると断然アイスランド産のものが美味しいです。

といっても、最初に買った写真のブランドのものが美味しくて、それしか食べてないので、ほかのブランドの事はわかりませんが。。。

このブランドのリンゴと洋ナシ味が特に美味しかったです!
ジャムとかソースとかじゃなくて、本物のリンゴと洋ナシがカットされたものが入っていて、ショリショリした触感が良かったです。


後は、RUGBRAUDと呼ばれる、地熱を利用した蒸しパン。
もともとは熱湯が沸く砂に埋めて焼き上げるライ麦を使った甘い蒸しパンです。

スーパーでも買えますよ。


後は薄くスライスした、もっとライ麦パンぽい見かけのものもあります。

上のものはケーキぽく、下のスライスしたものはもっとパンぽい味と触感です。
これを軽くトーストして、アイスランドバターをつけて食べるとすごーーーく美味しい!


あと、キノコのチーズなんかも買ってきましたよ。
ブルーチーズも、白いチーズの部分が凄くミルキーで、ブルーチーズが苦手な人でも食べやすいんじゃないかな?



あと、北欧の人はみんなLICORICEが大好きですよね。。。
アイスランドもご多忙にもれず。。

LICORICEのチョコレートがけ、とかRICORICE塩とかもあったりして、どんだけ好きなんだ!と思いました。

でもね、北米で手に入るLICORICEのような、癖のあるルートビアーのような味や、もそもそした触感と違って、割と食べやすく悪くはなかったです。

でも、わざわざ買って帰ろうとは思いませんでしたが。



最後の日にやっとレストランに行く機会があったので、その時に食べたシーフードビスク。
ロブスタービスクが食べたかったのに、私の前の人で売り切れになっちゃったらしく。。。

でも、これも凄く濃厚で美味しかったです。
ホイップされたバターが上に載っていたのですが、それほどくどくなくて、写真ではわかりにくいけどシーフードもてんこ盛りに入っていて、これだけでもお腹がいっぱいになりました。


それと、アイスランドに行ったらラムを食べるべし!と色んなところで読んだので、ラムステーキも頼んでみました。

これがね、今までのラムというのを覆すような味と柔らかさで。
ミディアムレアよりももうちょっとレアっぽい感じで来たのですが、全然臭みがなくて、すごくジューシーで柔らかいのです。

まぁ、あれだけ自由に放牧してもらって、グラスフェドの羊さんだからね。

ラムがそれほど得意じゃない私が、また食べたいなぁなんて思うくらいのものなのです。

今回は自炊が多く、主にアジア食を作っていたし(調味料はバンクーバーから持ち込み!)、レストランの食事もとても美味しかったので、食事に関してはストレスはなかったです。

見所も多く、飛行機代も他の地域に比べると比較的安く、ホテル代とかキャンピングカーは高いけど、ゲストハウスを利用するとかキャンプ場でテント泊するとかで自炊すれば、観光地の入場料も掛からないので、意外と安く収まるかもしれませんね。

私たちもまた行きたい!というか、絶対戻ってきます!




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