2013/07/13

フランス旅行 16


私たちの帰国のフライトはジュネーブ空港から。

なので、その前日ジュネーブに向かう前に、丁度お店がお休みだった Tain-l'Hermitage に住む友人夫婦の家に立ち寄って、ゆっくりお喋りでもしようということになってました。

本当は、前回お友達のお店であんな素晴らしいお料理を御馳走していただいたので、今回は私たちがどこかランチに招待しようってKと話し合っていたのだけど、日曜日のランチをやっているめぼしいお店がなかったし、お友達が「私の家で簡単なランチでも食べてもらったほうがお互いゆっくりできるからそのほうがいいよね」って提案してくれたので、アペロみたくおつまみ数種くらいかなと思って気楽にお邪魔しましたらば・・・

お友達は簡単なランチって言ってたのに・・・・




またもや、かなりちゃんとした素晴らしいお料理だった~!

白いカップに入っているものは白豆のスープとカレー風味に味付けしたムール貝
そして、Kがお店で食べたのと同じようなウサギのリエット

そうそう、フランスって結構サラダに水菜を使ってるんだよね。
お友達の住む地域にも水菜を作っている農家が居るのね。


奥に見えるのがレンティル豆のサラダ
中にチーズが入ったミニラビオリとエスカルゴのソテー

エスカルゴって!
普通に家にあるのが凄いよね・・・。


この日の赤ワイン。
私たちもすこーしだけいただきました。


こちら、メインのビゴール豚と言われる黒豚の一種。

特別な方法で飼育されているので、完全に火を通さずミディアムレアでも食べれます。
脂身でさえも風味があると言われる豚で、スペインのイベリコ豚と同じような高級豚らしいです。
グリルして軽くお塩でいただきました。

これがめちゃめちゃ美味しかった!
私がフランスで食べた食材で一番美味しかったです。

前日にイベリコ豚を食べた私ですが、イベリコ豚は豚特有の風味があったんだけど、このビゴール豚は全然豚臭(っていうのかな?)がなく、豚っぽくないんです。ミディアムレアっていう食感もビーフっぽいし。私1人でパクパク食べてました(笑)


デザートはお友達の町で人気のお店のもの。

それぞれ選んだ物を少しづつ味見させてもらいましたが、どれも甘すぎず美味しかったです。

食事の後は近所の散策へと案内してくれました。

まずは小高い丘に登って町全体を見渡せるところにやってきました。

 

Chapoutier 社のワイン畑もありました。



素晴らしい眺め。

川がゆったりと流れていて、それと同じくらいこの町の時間もゆったりと流れている感じ。

 

川にかかっている橋も木とレンガだったりして素朴で素敵。

 

こちらが有名なチョコレート会社、 Valrhona の本社。

今年の秋にチョコレートの博物館も出来るそうな。
そして、チョコレート製菓の学校もあり、こちらでは世界中のトップパティシエたちが勉強しに来るそうです。

ここは小さな町だけど、経済的には安定しているみたいですね。

 

かわいらしいお家も沢山。

こんなにいろいろと良くしてくれたのに、さらにお土産までいただいてしまいました。


すでにちょっと崩れてしまいまってますが、お友達がケーキを買ったお店のマカロン。

なんと、わさびフレーバーのもありましたよ~。
やっぱりフランスのマカロンって美味しいね。



こちらは、彼女の町の近くで作られている耐熱磁器、REVOL。

このくぼんだフォルムが特徴のカップ、エスプレッソを入れてもいいし、アミューズのスープなんかを入れてもいいよとのこと。

そしてキャストアイロン風に光沢のないエナメルが施してあるロースティングディッシュ。お洒落ですね~。

ここの磁器はとても丈夫で、-20℃から300℃まで使えるので、フリーザーで保存したものをそのままオーブンに入れて、更にそのまま食卓にも出せるという優れもの。

「これでKさんに美味しいもの作ってあげてね」って言われました・・・ううう、プレッシャー。

そして、そして・・・


こんなお洒落なオリーブオイルまで!

お友達が愛用しているらしいのですけど、なんだか高級感ムンムンです。香水みたいですね。
「使いにくいのが難点だけどね」とのこと。

本当に良くして貰っちゃって、私何か彼女の弱みでも握ってたかな?(笑)

彼女は私を訪ねてバンクーバーに来てくれたことがあるけど、もしまたこちらに来てくれることがあったら、私も張り切っていろんなところに連れて行ってあげたり、いろんなことをしてあげたいな。

でも、フランス国内だけでも魅力的なところがいっぱいだし、更に他のヨーロッパとかも行きたいところが沢山あるだろうし、次に彼女達がまたバンクーバーに来れるのはきっとまだ先なんだろうなぁということで、私たちと彼らのバカンスの時期が同じだったら、ヨーロッパのどこかに一緒に旅行したいね~なんて話して別れました。

なんだかんだで、お昼過ぎから夜の7時半くらいまで長居しちゃったので、私たちはそれから急いでジュネーブまで向かいました。

余談ですが、ちなみにジュネーブ空港って丁度フランスとスイスの国境のあたりにあるので、ジュネーブ空港の正面はスイスだけど、裏側はフランスって皆さん知ってました?

私たちがサンマロで借りたレンタカーを返却する祭に、正面のスイス側で返すと莫大なチャージがかかるのですが、裏のフランス側で返すとチャージがかからないんです。

でも、その空港の裏側のレンタカー返却所を見つけるのが一苦労だったんですけどね。
フランスから一旦スイスに入国して、それからぐるっと回ってまたフランス側に戻ってこなくちゃいけなくて飛行機の時間に間に合うかヒヤヒヤしました。

さて、長々と続いた旅行記ですが、最後は泊まった宿などをさらりと紹介していきますね。



4 件のコメント:

橙葉 さんのコメント...

お料理がどれも美味しそうです。
どこもかしこも行きたくなりました!
マカロンにワサビ味があるんですね。驚きですが、美味しそう~。
やっぱり、フランスのマカロンは美味しいんですね~。美味しいものに可愛いもの、便利なモノに溢れているフランス、やっぱり魅力的です。

行きたい気分が増していきますよー(笑)
チョコ博物館も行きたい^^

のせぞ さんのコメント...

橙葉さん:
フレンチカントリー最高でしたよ。
カナダだと、田舎のレストランは大味で美味しくないけど、フランスは田舎でも洗練されたお料理を出すレストランが沢山ありました。
習い事ホリックな橙葉さん、是非ヴァローナのチョコレートのクラス取ってきてくださいな:)
さすがはおフランス様といわれるだけあるなぁとしみじみ思った旅でした。

Cecile さんのコメント...

いよいよ旅も終盤戦なのですね~。訪れる先にお友達がいるということ、旅の楽しさが数倍膨れたことでしょう。
豚をミディアムレアで食べられるとは!流石食通の国ならではですね。
そしてこだわりのあるお土産の数々、またまたお友達ならではのセンスですね~。
コロンのようなオリーブオイル、キッチンのインテリアになりそう。

のせぞ さんのコメント...

Cecileさん:
そうなんです。お友達が現地に居るっていうだけで、こんなにも特別な旅になるんですね~。
この黒豚、すっごーく美味しかったです。豚じゃないみたいでした。
コロンのようなオリーブオイル、お洒落でしょ?使うのがもったいないからいつまでも飾り物になってそうです(笑)
お友達のお土産のチョイス、料理人ならではですよね!