私たちのモーターホームが故障してしまったということで、その日の夜やっとの思いでキャンプ場にたどりつき、レンタカー会社に電話したところ、「替えのモーターホームを用意するから!」との事で、私はてっきりその会社と提携のある私たちがいるところから近いところにある別の会社からモーターホームを調達するのかと思いきや、
「明日の朝に会社のあるレイキャビックから出発するから!」との事。
ちなみに、その時はそのレンタカー会社から6時間半程離れたところに居たんですけどね。。
その日の予定がほぼ台無しになってしまったのですが、それでもこのまま旅を続けられるだけでもマシだよね、朝もゆっくり朝寝坊できるよね、とポジティブに言い合って、代わりのモーターホームを待つ私たち。
私たちがいた町は歩いていけるような見所もないので、スーパーに行ってみたり、ランチを作ってのんびりしていました。
結局替えのモーターホームが来たのは、渋滞もあったらしく午後の3時頃。
替えの車は私たちが借りていたものよりも一回り大きく、6人用くらいのサイズでした。
中も前のものよりもゆったりしていて、居住性はよくなりました。
車内後方に2段のシングルベッドがあり、ダイニングのところがダブルベッドにすることも出来ます。
運転席の上にはダブルベッドがあったので、私たちはそこで寝ていて、後方の2段ベッドの上ところにスーツケースの中を全部出して、下のところに空のスーツケースを収納していました。
ただでさえ、荷物の入れ替えやなんやかんやで、出発が4時近くになってしまい、またこの日は私たちの旅行中で一番お天気が悪かったという、なんともツイてない一日の始まりです。
東アイスランドは特に観光名所はなく、フィヨルド地形を見ながらひたすらドライブという感じです。
沖のほうで何やら漁の仕掛けみたいなものがあったり、、、
湿地地帯があって、写真には写ってないですが、たくさん白鳥もいましたよ。
峠道ですごい濃霧になって、しかもガードレールもなく、両側は結構な段差のある道路で、ヒヤヒヤしながらも、なんだか非現実的な風景にアイスランドらしさを感じたりもしました。
この辺りは紅葉していて、その中に沢山小川が流れていて、そういうのも私が心に描いていたアイスランドっぽい風景でした。
ここは私が大好きな映画、「Secret Life of Walter Mitty」(邦題:LIFE!)の有名なシーンで使われた場所です。
丁度Walterがスケードボードで下っていく、映画を象徴するシーンが撮られた美しいくねくね道。
お天気が良くて、もっと早い時間だったら車を停めてちゃんと写真に収めたかったなぁ。
その坂道を降り切ったところに小さな町があり、「アイスランドで最も可愛い街」に挙げられているSeydisfjordurです。
写真の奥に見えていますが、デンマークの北部からデンマーク領のフェローアイランドを経由して、アイスランドのこの町へと来るフェリーもあります。
フェリー好きな私たち、一瞬「次はデンマークからフェリーで来るのもいいかもね?」って話してたのですが、調べてみると、デンマークからフェローアイランドまで、36時間、さらにフェローアイランドから19時間も掛かるらしく、あっさりその案は却下。
小さい街ながらも、アーティスティックなペイントや、アイスランドらしいカラフルな家があったりして、もっとゆっくり見て回りたかったです。
夏のピーク時ではなく、夜になっていたので、観光客もほとんどいないと思っていたら、フェリーに乗船するであろう人達が19:00頃になるとフェリー乗り場に向けてわらわらと出てきました。(一体それまでどこに居たんだ?!)
本当はこの街に隣接するキャンプ場に泊まる予定だったのですが、翌日の朝に雪が降るかも・・という予報だったので、もしそうなるとあの急な坂道をモーターホームで登れないかもしれない・・とすぐに引き返してしまったのが残念です。
珍しくKさんが「あそこの街でゆっくり散策したかった」と言っていたほど彼のお気に入りの場所となっていたようです。
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