2016/06/25

フィンランド・ロシア旅行 - サンクトペテルブルグ 6


エルミタージュ美術館の続きです。

キンキラキンで豪華な装飾も多かったのですが、落ち着いた雰囲気のお部屋もありましたよ。


こちらは木目のモザイクがとても美しい床の部屋。


こちらはライブラリーだったようですね。

さて、次はヨーロッパ以外の国の展示のエリアに行ってみました。


エジプトの展示のところは結構人気がありましたねぇ。
やはり古代エジプト文化はとてもエキゾチックで魅力的なんでしょうね。


とてもいい状態で保存されています。


きゃーーー、本物のミイラです!


さて、次はロシア、トルコあたりの展示品フロアへ。。。


この聖書(?)がとっても可愛くて、現代のアニメーションとかでも使えそうな絵柄。ちょっと欲しくなったりして。


こちらはトルコ(かな?)の絵柄も可愛いです。


こちらはイズミールタイルなのかな?

もっと沢山見るものがあるのですが、とにかく広くて最後のほうは集中力が切れてきます。
足ももげそうになるのに、普通の美術館のように座って鑑賞できるようなソファもなく。

こちらの建物だけでも早足で見て回っても6時間くらい掛かったでしょうか。。。

ただ、私達が一番興味がある絵画と言うのは多分「印象派」と呼ばれる世代の絵画ですよね。




 それらは一度お城から出て、広場を渡って別館に行かなければ行けません。


素敵な中庭。
新緑とお城がとても絵になりますね。



別館はうって変わってシンプルモダンな建物です。

こちらはありとあらゆる有名どころがありましたよ!



この別館のほうは本館と違って、普通の美術館のように室内はシンプルなので、ゆっくりと絵を楽しむことが出来ます(笑)


あぁ、これは。
数年前にバンクーバー美術館に貸し出されていたマティスの絵たちですね。
あの時も見に行って「わぁ、本物!凄い!!」って思ったんですよね。


ピカソとかマティスとかドガとか、モネとかルノワールとか。
バンクーバー美術館だったらこれらの1つでも着ていたら凄い大騒ぎになるのに、一挙に見られるって感動!






ロダンの彫刻もありました。


このエリア、もっとゆっくり見ていたかったのだけど、時間がなかったのと足が痛くてこれ以上歩けない!っていう状態だったのがとても残念。

美術に興味があって、ロシアビザを取得している方は2-3日に分けて見学されたほうがいいですよ。


2016/06/20

フィンランド・ロシア旅行 - サンクトペテルブルグ 5


さて、サンクトペテルブルグの2日目は一日かけてエルミタージュ美術館に行くことにしました。

いわずと知れた、ルーブル美術館、メトロポリタン美術館と並んで世界三大美術館と言われる大御所です。(たまにプラド美術館が世界3大美術館のひとつと言われたりしますが)

私は美術に詳しくはないものの、見るのは好きです。
Kはアートはそれほど興味がないのですが、お城が大好き。

で、以前ベルサイユ宮殿に行った際に私が3時間ほどしか観光時間を取らなかったことを根に持っていて、「今回はこれがメインなんだから、開館から閉館まで時間を取らせてくれ」と言われていたので、張り切って開館から行ってまいりました。


エルミタージュ美術館の前の広場に行くアーチも凄く素敵です。


本当にまるでベルサイユ宮殿のようで圧倒されます。


これでも多分全部入りきっていないかも。
とにかく広いのです。

どれだけ広いかと言いますと、部屋数は1050もあり、小エルミタージュ・旧エルミタージュ・新エルミタージュ・エルミタージュ劇場・冬宮と5つの建物が合体されたものを総合してエルミタージュ美術館と呼ぶのです。

こんなにすごいのに、入場料はそれらすべて見れる一番高いチケットでも600ルーブル(約12カナダドル)と激安!

さらに、毎月の最初の木曜日は入場料無料だそうです。
バンクーバー美術館に爪の垢でも煎じて飲ませたいですね。

やはり芸術に関してはヨーロッパは庶民に優しいです。


こちらはオンラインでチケットを買った人用の入り口から続く階段。


こちらは一般の人が入る入り口からのメインの階段です。
バンクーバーでは見られないエレガントさにうっとり。


お城の丁度品も素晴らしいのに、そこにさりげなくすごい美術品があるので、どれを見ていいのやら。。。という感じです。





宗教画のコレクションが特に多い気がしました。


展示品以外にも天井や壁にも素晴らしい芸術があるので、1部屋1部屋を見て回るのにすごく時間が掛かりますよ。


テーマ別、また年代別に結構まとめられているので、時間がない方は事前にコレクションを調べて、的を絞ったほうがいいかも知れませんね。

エルミタージュ美術館のコレクションの中のハイライトのリストはこちらから見れますよ。



ベルサイユ宮殿を彷彿とされるキンキラキンの豪華さ。


通路にもところ狭しとばかりに彫刻品等が置いてあります。




私は絵画のところなどでじっくり見ていましたが、Kはこういったお城の調度品などで写真を一杯取っていましたね。

(写真はホームページよりお借りしました)

そうそう、絵画のひとつで私が見たいと思っていたこの絵
The Virgin and Child Under an Apple Treeと言うらしいのですが(名前は調べるまで知らなかった・・・)

これが見つからなくて、Kに何処にあるんだろうね?って聞いたら、
「さっきあったじゃん!君は注意力散漫だからなぁ」とか言われまして。

そうだったかなぁ?と思いつつもその場所にもう一度戻ってもらったところ、Kがドヤ顔で示した絵がこちら。



・・・・・・

え?なんか違うんじゃ・・・・。

頼りにならないKは放っておいて館内の係りの人に聞いたところ、私が見たかった絵は丁度モスクワ美術館に貸し出されていたそうで、現物は見れませんでした。


それにしても、私も特に絵心があるというわけではないのですが、Kさんあなたが美術に興味がないと言うのがよーくわかりました(爆)。

エルミタージュ美術館レポ、まだ続きます。


 

2016/06/16

フィンランド・ロシア旅行 - サンクトペテルブルグ 4



サンクトペテルブルグの町はとっても西洋的です。
モスクワとかだともっとあちこちに玉ねぎ頭の正教会などがあるけれど、ペテルブルグはそうじゃないからか、町の中心地はウィーンとかと比べても町並みはそんなに変わらないかも。



  
デパートメントストアや、ヨーロッパのブランドのお店も中心地には沢山あるし。

さて、もうひとつ行ってみたかった教会、カザン大聖堂。



こちら、バチカン帝国のサンピエトロ大聖堂を手本に設計したそうで、なるほど確かにサンピエトロ大聖堂のミニチュア版っぽい雰囲気です。


中は写真撮影禁止だったのですが、最初私は知らずに数枚写真を撮ってしまいました。。。

でも、とても信仰深い方達の祈りの場で、明らかに他の大聖堂と雰囲気が違い厳粛で神聖な雰囲気だったので、写真を撮ってはいけないんだとすぐに気付きました。

女性の方はイスラム教徒の方の様に、頭に布をかぶって熱心にお祈りをささげていらっしゃいましたよ。




こちらもとても豪華な内装でしたね。
観光地でもあるのですが、地元の方の参拝もかなり多かったです。
 


夜にライトアップされたカザン大聖堂もとても素敵でした。




大聖堂の前に芝生の公園があって、夕涼みをしている若者達も多かったです。


こういうきらびやかな街の夜景も本当に西洋の国のようですね。



夜の運河もとてもロマンチックです。


血の上の救世主教会もライトアップされていて、存在感がありました。


これを見ると、あぁロシアなんだなって思いますが、それ以外は街が洗練されていて、私が想像していたロシアとちょっと違い、綺麗な町並みにうっとりしながらもどこかちょっぴり残念な気持ちもあったのでした。