2018/08/29

ポルトガル旅行 11


リスボンの魅力は何と言ってもレトロなケーブルカーや市電に乗ることに尽きます!


リスボンにはRechargeableなカードに必要な分の料金をローディングできるシステムになっていて、メトロやケーブルカーに乗り放題の24時間パスのようなものもそこにローディングすることができてとても便利でした。


距離は短いものの、とても急な坂道を上がっていくケーブルカー。
一番有名なのはBICAラインです。

「これぞリスボン!」な写真が撮れますよ。

後は有名な観光地を通っていく市電の28番。
この路線はいつも観光客で満員で、始発駅から乗らないとなかなか座れないと思います。


このカテドラルの前で、カテドラルと市電を映している写真をよく見かけるので、私も!と試みるも、タイミングが難しく(連写で撮れば良かったな)。。。
人が邪魔したり、またこの市電も15-20分に1本とかの頻度なので、そんなに何度も市電待ちするのも面倒で、なかなか気に入った写真が撮れませんでした。

これもリスボンらしい構図の1つです。



市電の中はこんな感じで、昭和な雰囲気ですね~。


昔はこういうレトロな市電はたくさんあったらしいけど、今は3路線くらいしか残ってないみたい。
でも、これからもずっと残して欲しいです。



昔走っていた京都の市電を思い出します。


途中のお店の鏡に映っていたたくさんの市電。
お店の黄色いソファとおそろいでとっても可愛い~。


観光スポットの1つのアルファマ地区にある展望台からの眺め。
クルーズ船が停泊していましたよ。


アルファマ地区は下町ぽい雰囲気があるのですが、1755年の大地震でも被害を受けなかった地区で、それゆえに昔ながらのイスラム時代の細く入り組んだ街並みを楽しめるところです。

昼間は観光客が多いのですが、夜はあまり治安が良くないエリアともいわれていますので、観光される際は日中に行くことをお勧めします。



この時期だけかもしれませんが、夕方からは色んな屋台が出てなかなかにぎやかな感じでしたけどね。


さて、街中に戻ってきて、もう一つ有名な観光名所に行ってみましたよ。


サンタ・ジュスタのエレベーターです。
こちらもレトロでエレガントですね!
24時間乗り放題のメトロのカードで乗れますが、時間を選ばないとかなり待ちます。

私たちは1時間程待ったかな。


エレベーターの中もレトロな木造の内装です。


エレベーターを降りたところまではメトロカードで無料で行けますが、その上の展望台には€1.5だったかな?掛かります。

こんな狭い螺旋階段を上がっていくと・・・


街が一望できて気持ちいいです。
写真の上部に見えるのはサン・ジョルジェ城。


反対側には広場が見えます。ロシオ広場かな?


夜にライトアップされたサンタ・ジュスタのエレベーターも素敵です。


リスボンの街中は素敵なカフェや雑貨屋さんが多く、女性なら丸一日お店の散策で潰れちゃいそうです。

私もいろいろ見て回りたかったけど、Kはそういうのに興味がないので、ほとんど見れず不完全燃焼でした(笑)


初夏のヨーロッパの広場は夜もにぎやかで絵になりますね。




2018/08/25

ポルトガル旅行 10


ポルトガル旅行、なかなか終わらず長編になってきておりますが、ようやく終盤のリスボンに辿り着きました。

まずは、リスボンの観光では欠かせない、べレム地区のべレムの塔とジェロニモス修道院の観光へ。


べレムの塔とジェロニモス修道院へは午前中に観光する人が多いので、朝一番で行くか、そうでなかったら午後に行くのがいいと思います。

私たちが到着したときはジェロニモス修道院は長蛇の列で、先にべレムの塔に来たのですが、到着時11時ごろで入場までに1時間程並びました。

でも、観光を終えて帰るときには列は半分くらいになっていたので、午後遅く行くとほとんど並ばずに済むのでは?

べレムの塔はヴァスコ・ダ・ガマの世界一周の偉業をたたえて作られたもので、世界遺産となっております。


それか、時間がなかったら、べレムの塔は外側から写真撮るだけでもいいかもしれません。


外から見るのはとても美しいのですが、昔は要塞として利用されていたり、その後は地下の部分を監獄としても利用されていたので、中はとても質素な作りです。




塔の上り下りはこの螺旋階段1つだけなので、信号によって上り下りが規制されています。


テージョ河に突き出しているバルコニーから、昔は船の出入りを監視していたのでしょうね


さて、このべレムの塔の塔から程近いところに有名なモニュメントがあります。


ポルトガルの栄光の時代を象徴している、発見のモニュメントです。


エンリケ航海王子が先頭で仕切っていますね。
私は「ほほ~、これが有名な」と感慨深かったのですが、Kはポルトガルの歴史をほとんど知らないので、興味なさそうでした。(笑)


街中はジャカランダの花がきれいに咲いていましたよ。


こういうカラフルな建物も南ヨーロッパだなぁという感じ。


べレムの塔の観光後にジェロニモス修道院に到着したら、午前中に見た長蛇の列はなくなっていて、20分ほどの待ち時間で入場できました。

ここも、私たちの観光が終わった後はほとんど人が並んでいなかったので、べレム地区の観光は午後3時以降に行くのがいいのではないでしょうか。


ここは時間がなくても絶対に入場したほうがいいですよ!
ヴァスコ・ダ・ガマの海外遠征で得た財産を費やして16世紀の初めに建設開始され、完成までに300年もの年数をかけて建築されたもので、とても豪華で優雅な修道院です。

ボルトガルの栄光時を垣間見えることができます。


回廊もとても美しく、ただただうっとり。


大きな中にはをぐるりと回廊が囲んでおり、かなりの広さです。



修道院と言うと、通常はとても質素な雰囲気なのですが、細部にわたって装飾がなされており、まるで宮殿のような細工です。


隣接しているサンタ・マリア聖堂も2階から見ることができます。


こちらの聖堂は豪華ではないものの、荘厳な雰囲気で見ごたえがあります。


本当にポルトガルはキリスト信仰が厚いのですね。


聖堂は無料で入館できますよ。


ピンぼけしてますが、こちらはヴァスコ・ダ・ガマのお墓。


こちらはポルトガルの詩人であるカモンイスのお墓(たぶん。。。)


こちらはどなた??
キリストということなのでしょうか。。。


リスボンではポルトガルの過去の栄光の時代があちらこちらで見られ、もっと事前にポルトガルの歴史を勉強しておけば良かったなぁ、と後悔しました。



2018/08/18

ポルトガル旅行 9


シントラは見所が沢山あるのですが、半日しか時間がないので、レガレイラ宮殿の後は、ムーアの城壁へ行きました。
(写真に見えるのはムーアの城壁から見えるペーナ宮殿)


こちらは入り口から岩と緑が生い茂る中軽いハイキングのような感じになります。


城壁ってなんだか好きです。
高いところから街並みを見ることもできるし、戦の後を報復とさせ歴史的ロマンを感じさせますよね。(笑)


7世紀から8世紀にかけてムーア人によって作られたものですが、11世紀ごろ当時の王様であるアルフォンソ1世により城は落とされ、その後は教会が建てられていた時期もあるそうです。

今はほぼ廃墟となった城跡に残された城壁だけがあるので、当時の様子を知る由はないのですが。


結構な高さがあって、特に安全柵があるわけではないうえに、かなりの強風に晒されるので、高所恐怖症の人は要注意ですね。


さて、最後にムーアの城壁から見えたペーナ宮殿へ。
Googleで営業時間を調べたときは20:00までオープンと書いてあったので余裕だと思っていたけれども、実際には宮殿の中に入る為には18:15までにチケットを購入する必要があるのでご注意!

宮殿の中に入らなくても、建物を外から見たり、お庭の散策だけだったら19:00が最終のアドミッションです。

私たちは18:20くらいに到着したので、宮殿の中には入れませんでした。。


でも、ここはこの悪趣味(笑)で、テーマパークのような宮殿の外側を見ることに意義があるので、宮殿の中にはいらなくても十分かも。

 

色彩もさることながら、アラブ式のタイルが組み込まれたとてもユニークな建物はとても印象的です。


もともとは中世に修道院として建てられたものが、度重なる地震や落雷で崩壊した後、アルフォンソ2世によって改築されたそうです。


この宮殿にもチャペルが隣接されています。
本当にポルトガルはキリスト教の信仰が深かったのですね。


バルコニーからはジャングルのように緑が生い茂った山を見晴らすことができますが、よく霧がでるようで、私たちが行った時も結構霧が掛かっていましたね。


こちらはトリトンの門と呼ばれ、寓話の創造への入り口とされています。


シントラはリスボンからの日帰り観光が多いようですが、1泊してじっくり見てみたいところが盛りだくさんでした。