2020/03/26

アイスランド旅行 '20 - 5


コロナ騒ぎ、日に日に凄くなってきてますね。

今まで、日本政府や日本に住む人たちの危機感が薄いなぁ、欧米との温度差があるなぁ、って思っていたのですが、春になって気候もよくなり、桜の開花に合わせて皆外出しだして、人が集まるといくら清潔好きな日本人でもやはり感染者が増えてきて、ようやく日本政府も本気になってきたという感じでしょうか。。

こちらでは、毎日毎日暗い話題しか聞きませんね。
私が通っているジムも暫く閉鎖なのかと思ったら、全社員解雇になったって聞いて、(Laid off ではなく、Terminatedとなってたので、単なる一時解雇ではない?)倒産してしまうのでは・・・と心配です。

メンバーシップ料金、1年分前払いしてたし、それも返ってくるかどうか。。。

スパでのフェイシャルも回数券買ってたのが半分ほど残ってるし、そこも潰れちゃうのではないかと心配だし(残ってる分の払い戻しは・・・?)

何より、うちの会社のアメリカ支店がほぼすべてかなり大変なことになってるし、、、(まだ誰もレイオフにはなってないみたいだけど)

私もKも仕事の面では今のところは特に影響受けてませんが、この状況がずっと続いたら、何がどうなってもおかしくはないですよね。

さて、暗い話題で始まりましたが、アイスランド旅行記、最終回です。

この日は、私がかなり楽しみにしていた Bruarfossに行ってきました。


ここは昔は滝のすぐ近くまで車が停めれたのですが、そうするとバケーションホーム(別荘地)の敷地内を通ってしまうことになるらしく、住民が完全にアクセスを禁止したので、この滝はもう見れなくなっている、と前回来た時に聞いてがっかりしていたのですが、現在は45分ほど歩きますが、遠回りをすればアクセスできるようになったと何かで読んで行ってみたいと思っていたのです。


ちょっと個性的な形をした滝で、落差はそれほどないものの、周りの景色とマッチしていて私の中でのアイスランドの滝ベスト3には入るかな。

でも、Kは滝と言えばもっとダイナミックなものが好きらしく、「これも悪くはないけどね」(←上から目線)と言ってました。(笑)


最終日の宿はこちら。
前回アイスランドに来た時に見かけて、次回来ることがあったら絶対泊まりたいと思っていたので、念願かなってうれしかったです。


10棟くらいあったのかな?
私たちが行ったときはほぼ満室でしたよ。
ザ・北欧というシンプルかつお洒落なデザインですよね!


ハーバーフロントで、リビングのカウチから港を見ながらゆっくりと朝のお茶を楽しんだりしました。


帰国便は夕方の便だったので、ブランチを食べた後は近郊を軽くドライブ。


なぜかKは灯台にロマンを感じるらしく、灯台を見ると必ず「行ってみよう!」って言います。(笑)


空港の近辺は地熱地帯となっていて、黙々と蒸気が噴き出しています。


硫黄の臭いを嗅ぐと、温泉に入りたくなりますね。

今の緊迫した状況からみるとずいぶん昔の話のように思えるなぁ。
ウィルスは目に見えないから余計に怖く、いつこの戦いが終わるのかもなかなかわからないけど、早く世界中の国で安全に旅行ができるように、とりあえずは今自分ができること、、手を頻繁に洗う、必要以外はなるべく外出しない、人混みを避ける、気晴らしに散歩するときは人との距離をあけて歩く、、それを守るのみですね。

当分の間は家でバーチャル旅行を楽しむことにしますかね。




2020/03/23

アイスランド旅行 '20 - 4


いやはや、こちらは先週は激動の一週間でした。

月曜日に政府が「外国人の入国は特例を除いて禁止」と言い渡してから、あれよこれよという間に「カナダ・アメリカ間の国境は閉鎖」となり、「レストランは50人以上入る規模のところやバーはクローズ」になり、その後は「レストランで入店しての食事は禁止、テイクアウトのみ」となり、「グローサリーショッピングやお医者さんのアポ等、必要な時以外は原則として外出しないように」となり。

今は「運動のために散歩をする際は、人との間隔は2メートル以上の距離を保つこと、グローサリーショップも入店制限をかけて少しずつ入店させる」となっています。
それでも、街中の若者はいまだにお天気の週末にはグループでビーチでたむろっていたみたいですが、私の行動する範囲ではおおむね皆さん言いつけを守っています。

ほとんどのオフィス勤務の人が在宅勤務になりましたので、道もかなり空いていて、ガソリンもここ10年以上見なかったくらいの安さになっているので、そこだけは嬉しいかな。

私が働いている業界は「リモート業務(テレワーク)ができない職種」とされていますが、私ともう1人の同僚はやろうと思えばテレワークも可能です。ですが、2人だけそうするのは不公平ということで、今も通常どおり通勤しています。

まぁ、オフィスにいたほうが仕事ははかどるのですけどね。
テレワークだとどうしてもできないこともありますので。

いろいろと不便ではありますが、車も少なくなり、歩いている人も少なくなり、パーキングもお店も空いてて(入店までに待つこともありますが)、ガソリンも安く、なんだか昔のバンクーバーになったみたいで、「そうそう、昔はこんな感じだったよね」と思うときもあります。

さて、前置きが長くなりましたが、アイスランド旅行の続きでも。


写真のブラックサンドビーチというところは、ドラマ「Game of Thrones」で撮影されたところで有名ですが、海にそびえたつ岩や荒波、黒い砂など、なかなかドラマチックなどころでした。


黒い砂といっても小さな小さな黒い石のビーチなんですよ。


前日に行った玄武岩の滝と同じカクカクした岩が特徴的です。


そこから車を少し走らせて、断崖絶壁の絶景が見れるところにやってきました。


こういうのって本当に北欧っぽいんですよね。


ビーチのすぐそばに丘があって、そこはまだ雪が積もっていました。


ここは春先にはパフィンという海鳥がやってくるところです。

さて、そこから程近いところに、前回時間がなくて行けなかったアメリカ軍の墜落した飛行機の残骸を観に行くことに。


これは、1973年に墜落したアメリカ軍の飛行機なのですが、奇跡的に死者は出ませんでした。

しかしながら、飛行機はなぜか撤去されずそのままにされていて、今では観光地になっています(笑)


昔は飛行機の近くまで車で行けたそうなのですが、環境破壊が進むとの事で、今は駐車場から3.5kmくらい、時間にして45分くらい歩かなければいけません。

往復のシャトルが出ていますが、片道1800円くらいだったかな?
おそらく乗車時間にして10分くらいかと。。。

欧米の年配の方は利用していらっしゃいましたが、ほとんどの人はえっちらおっちらと歩いていました。


昔は知る人ぞ知る、的なマニアックな場所だったらしいのですが、なんでもジャスティンビーバーがプロモーションビデオで撮影してから、いわゆる「インスタ映え」(←この言葉嫌いです)狙いの若者が続々来るようになったらしい。


実際、雑誌の撮影ですか?的な衣装を着た中国人カップルが三脚を立てて200枚くらいポーズを変えていい場所をずーーーっと独り占めしていましたよ。。。

Kは彼らが写真撮ってるときにこの中に入って窓から顔を出してやりたい衝動に駆られると言っていました(爆)

絶対彼らは片道1800円のシャトルで来たに違いない!


とにもかくにも、理系男子のKさんには萌えポイントだったようで、ウキウキしながら何枚も写真を撮ってました(笑)



2020/03/17

アイスランド旅行 '20 - 3


ついにカナダも、カナダ人やカナダ移民、アメリカ人や政府関係者、エアラインのクルーを除いた外国籍の方の入国が明日から禁止になります。

それとともに、BC州政府が緊急事態発令を出したものですから、一般市民のパニックが加速するのが目に見えてます。

緊急事態発令により、50人以上のキャパシティーのあるレストランや小規模でもバーはすべて閉鎖、その他の小売店の多くもクローズになります。
アップルストアはカナダ全店クローズ、スターバックスもテイクアウトのみ、店内での飲食は禁止です。

銀行ですら、多くの支店がクローズになったり、営業時間が短くなります。
当たり前のようにこちらの学校も休校になります。

この徹底ぶりを見ると、日本の学校が閉鎖で大問題というのはまだ緩い方なのでは・・・。

カナダ人は日本人程普段から清潔にしているという訳ではないので、イキナリ清潔にしようとするから極端になるんじゃないか、、とも思えますが。


そんな暗く重い雰囲気から現実逃避するべく、美しかったアイスランドの景色でも。


Jokulsarlon の近郊はドライブしていてもこんな凄い氷河がすぐ近くに見えるんですよ!

パタゴニアで大規模な氷河を見てきたので、そんなに感動しないんじゃないかと思っていましたが、運転しながら道路わきでこんなのが見えるんですからやっぱり大興奮でした。


それにしても、いいお天気で青空と雪山が映えますね。


さて、ここから前回来れなかったSvartifoss へ軽いハイキングをしに行きました。


面白い形状の山(?)ですよね。


45分くらいの軽めのハイキングで到着。
このカクカクした柱状の玄武岩が特徴的な滝です。


パイプオルガンみたい。
周りには大きな氷柱ができていたり、凍っているところも半分くらいですが、メインの滝はそれでも結構な水量でした。


ハイキングを終えて、また宿まで2時間程のドライブ。
車もほとんど通らないまっすぐな道を走りながら、地平線に沈む美しい夕焼けを堪能なんて、バンクーバー近郊じゃなかなかできないですよ。


Vik の街につく頃には丁度トワイライトのマジックアワーで、ピンクっぽいグラデーションがとても綺麗でした。


昨日は台風のような強風と雨で荒れ狂っていたビーチも、この日は割と穏やかでした。
本当に Game of Thrones の世界です。うっとり。


昨日と同じところで、教会とビーチを撮影。

Vikは小さい街なんですが、見所が多いアイスランド南部を観光するにはここを拠点にすると効率が良いので、夏場はなかなか宿が取れなくて大変そうですが、人気があるのも納得です。


ホテルには地熱で温められたホットタブがあって、丁度この日はとても晴れていたので、夜はこのホットタブにつかりながら、満天の星空を楽しみました。

凄くクリアな夜だったので、ホットタブにつかりながらオーロラが見れるかなぁと思っていたのですが、この日はオーロラの活動は弱かったみたいで見れませんでした。

アイスランドの冬は夜が長いので、オーロラが見れるチャンスが多くなるものの、オーロラの活動が活発で、なおかつクリアな夜じゃないと見れないので、今回のような短い滞在では残念ながら一度も見れず。

まぁ、前回に綺麗なオーロラが見れたし、そもそもオーロラ目的ではなかったからいいけどね。




2020/03/15

アイスランド旅行 '20 - 2


いやはや、コロナウィルスの騒ぎはいたるところで普段と違う光景を見せられます。

ニュースでスーパーでアジア人によるトイレットペーパーの買い占め騒ぎをみて、ついにここまで!?と思っていたものの、先週行ったCostcoはそれほど混んでいなかったので、あのトイレットペーパーの騒ぎはデマだったのではと思っていましたが、今日グローサリーショッピングに2-3軒のお店に行くと、どこもめちゃめちゃ混んでました。

トイレットペーパーはまだありましたが、もちろんサニタイザーとかはなく、それ以外はパン類も含め普通に品ぞろえがありましたが、買い物客で凄く混んでました。
お肉類も凄い勢いでみんな買っていくし、なぜか乾燥豆とかの棚が空になってましたね。これは物流が滞っていて品薄なのではないかと思いますが。

こちらは非常食を買いだめというよりも、皆さん外食を控えて自炊が増えたからでしょうね。

*****

前置きが長くなりましたが、アイスランド旅行2日目の話です。

この日は私がとても楽しみにしていたアイスケーブの観光に行きました。


アイスケーブのツアーは 氷河湖で有名な Jokulsarlon から出発するので、私たちが泊まっていたVikからは2時間半のドライブです。

ツアーはいろんな会社から催行されているものの、どこもだいたい10:00出発というのが多く、またVikに泊まっている人のほとんどがそのツアーに参加するものと思われ、ホテルの朝食は朝7:00からだったのですが、皆さんオープン前から並んで待ってましたよ!

ちなみに、私たちが泊まった時はアジア人はあまりおらず、白人がほとんどだったのですが、白人がレストランのオープン前に並ぶって初めて見ました(笑)


またもや夜明け前のドライブ。
日が出てきた直後で、山に太陽の光が照らされとても美しかったな。


この日は前日の台風のような雨と強風とは打って変わって、穏やかな天気で気分も盛り上がります。


こちらのような車で雪山をどんどん登っていきますよ!
山に入り、道なき道をどんどん進んでいくのは楽しかったですよ。


このツアーでは2つの洞窟を観に行くということで、最初に訪れたのは、Black Diamondと呼ばれる洞窟です。


アイスケーブのトンネルをくぐっていきます。


ブラックダイアモンドと言われるように真っ黒で透き通った氷河を楽しめるのですが、写真に撮るとイマイチうーん、、という感じ。


洞窟はこんな感じで、波打った形状をしているのですが、雪がうっすらと積もってこれはこれで綺麗ですね。


さて、さらに10分ほど氷河を上って行き、本命の青く輝くアイスケーブへ!
こちらはブルーダイヤモンドと呼ばれる洞窟です。


おおー!よく写真などで見た通り、青く輝いています!


近づいて見てもとても透き通っている様子が分かります。


晴れている日じゃないとこんな風に見えないのか?とガイドさんに聞いてみると、天候は関係ないとの事。
曇っていても、日中であればさほど変わらないんだそうですよ。

そして、春になると全部ではないにしても溶けてしまうので、毎年違う洞窟が見られるそうです。


外に出てみると、すっかり晴れてきて、青空と氷河の大地。

アイスケーブのツアーはたくさんあって、多くの会社は別の大きくて広い洞窟を案内するらしいです。

大きいけれど、その分人も多くて、なかなか人がいない写真が撮れないとか、一度には入れないので、入れたとしても長く滞在できないとかレビューで見たので、小さいけれどあまりほかのツアーが行かない洞窟へ連れて行ってくれるこちらの会社にして良かったです。

参加者は確か10人くらいだったと思うのですが、この時は私達しかおらず、ガイドさんも好きなだけどうぞ、という感じでゆっくり写真を撮ることができました。


でも、この外の景色も同じくらい素晴らしくて、大満足のツアーでした。


ツアーは氷河湖のところで解散だったので、前回ゆっくり見れなかった氷河湖を見たり、、


すぐ近くのダイヤモンドビーチに行って、氷河のかけらを撮影したりしました。


前回ここに来たときは、キャンピングカーが故障していて、その上日も暮れそうになってきて、せっかくの景色を楽しむどころではなかったので、リベンジ出来て良かったなぁ。


ほんとうにダイアモンドのようですよね。

近くにレストランとかはないのを知っていたので、日本から買ってきていたアルファ米とフリーズドライのカレーに宿からサーモスに入れて持ってきた熱湯を入れて、即席カレーを食べながら絶景を堪能しました。

寒いところで食べるカレーってなぜこんなにも美味しいのでしょうか。(笑)