2020/01/29

アルゼンチン旅行 - 6


ブエノスアイレスに戻ってきました。
パタゴニア地方から来ると、改めてすごい都会だなぁと感じましたね。

私はブエノスアイレスは10年くらい前に来たことがあるけど、Kは初めて。

なので、王道の観光地めぐりを。


まず最初にアルゼンチンタンゴの発祥地である、カミニートへ。
カミニートは治安の悪いボカ地区にあり、一定の区間から外れると危険、と言われています。

Kはボカ地区が治安が悪いって聞いていたので、お金は腹巻に入れ(笑)腕時計は外してきました(別に高い腕時計という訳じゃないのに・・・)

カミニートはとてもツーリスティックで観光客であふれているので、その地区を離れなければ問題ないですよ。


ここへ来たら誰もが写真を撮る、HAVANNAというチェーン店のカフェ。


カラフルな窓や壁が特徴です。


窓辺にはアルゼンチンのサッカー選手と言えば、、のマラドーナや、エヴィータなどの人形が飾られています。


タンゴダンサーの顔はめもあるし。


レストランでは無料のタンゴショーなどもあります。


ボカ地区のシンボルでもあるトランスボルダドール橋。

昔カミニートに来た時は若かったからか、こういうカラフルな家などを見て「可愛い!」と思ってましたが、私も年を取ったのか、いろんな国を見て擦れてきたのか、今回のカミニートはすごくニセモノっぽくてイマイチだなぁと思ってしまいました。

あと、昔に比べてちょっと廃れた感じもしたんですよね。
タンゴショーよりもメキシコのマリアッチとかのショーのほうが多いくらいだったし。


場所を移動して、サンテルモ地区へ。
南米のパリと言われるブエノスアイレス、ヨーロッパ風の建物がたくさんあります。


強風の中を歩いてる風のパフォーマー。
この日は全く風がなかったのですが、ネクタイも傘もジャケットも風にあおられていて、このポーズでじっとしています。(笑)


この日は日曜日だったので、有名なサンテルモのアンティーク市をのぞいてみました。


アンティークなガラス瓶や


昔風のプレート


アルゼンチンの人たちはマテ茶の茶葉とお湯をこういうカップに入れて、メタルのストローで飲んでいます。

今でも結構な人が使ってますよ。


銅製のキッチン用品や、


シルバーの食器たち


常設の室内のマーケットもありますよ。


ここはお土産になりそうなこじゃれた雑貨屋さんや、、


フードコートもあります。


バンクーバーで言うと、グランビルアイランドみたいな感じ。


かなりの人でにぎわっていました。


アルゼンチンは皮製品も質がいいものが安くで買え、またデザインもいいものがたくさんあります。
前に来たときは女友達と来たので、いろいろお店を回ってお買い物も楽しんだのだけど、Kと一緒だとゆっくりお店も見て回れないのがとても残念でした。





2020/01/22

アルゼンチン旅行 - 5


氷河を見た後はさらに飛行機で南下して、南米の最南端(正確には違うけど)の街、Ushaiaへやってきました!
地の果てと書かれた看板がはるばるたってきた感を盛り上げてくれます。


ウシュアイアも南米のクルーズ船が立ち寄ったり、ここからさらに南極へ行くクルーズ船も出発するので、街中は結構賑わっていましたよ。

南極もすぐそこ(そこまですぐじゃないけど)なのか、、、と思うと感慨深く、時間があったら行ってみたかったです。

ちなみに、街中の旅行会社に乗っていた南極クルーズは大体1週間でUS$5000-US$6000くらいが相場のようでしたよ。



この地は昔島流しの囚人が捉えられていたという元刑務所があり、刑務所から出発する、護送車っぽいトラムで街中を観光もできるようです。


それとは別に1時間くらいでウシュアイア近郊をめぐるhop on hop offの観光バスもあります。


街は港町らしく、とてもカラフルで可愛いお店がたくさんありました。


さて、翌日は私たち(主に私)の3つ目のハイライトである、ペンギンのコロニーがある島へ観光に行ってきました!


まず最初に立ち寄ったのが、この地方の名物である、フラッグツリーと呼ばれる木です。

この日がすごい風だったわけではないですよ。
この地方は冬になるとかなりの強風が続くので、木がこんな風に旗がたなびいたような形になってしまったのです。


この地方の冬は厳しそうですよね。
私が行った12月は初夏なのですが、それでも気温は日中の最高気温は5℃くらいでしたね。


その後海洋博物館というのかな、この地方で見られる哺乳類の骨が展示されていました。

なかなか興味深かったですよ。


これは死んでから4年くらいたった状態の哺乳類(イルカとか)の頭。
乾燥させて骨を取り除くまでにかなりの時間がかかるようです。


この博物館のところから小さな船に乗り換えて、いざペンギンコロニーへ。
15分くらいの対岸の島に行きますよ!


島に上陸すると、行きなりたくさんの野生のペンギンたちが!


この時期は卵が孵化する時期で、多くのペンギンがじっと座って卵を温めていました。

このコロニーにはジェンツーペンギンとマゼランペンギンの2種類が主流で、どっちがどっちか忘れましたが、地上に巣を作ってそこで生活するものと、地中に穴を掘ってそこで生活するものに棲み分けられているようです。


ですが、最近皇帝ペンギンのつがいがこのコロニーに住み着いていて、まだ2羽しかいないそうなのですが、迷ってここに来たのか、バケーション中なのか(笑)、どうしてここに来たのかわからないそうです。


遊歩道のすぐ近くまでやってきますよ!



結構目つき悪いですよね(笑)


こちらは地中に穴を掘って生活するペンギン。
赤ちゃんペンギンが奥に居ましたよ~。


この島に上陸できるのは、数あるツアー会社の中で1社だけで、しかも一日に上陸できる人数が限られているので、ピークシーズンには半年前くらいから予約しないと取れないこともあるらしいです!

私たちはまだシーズン前だったとはいえ、私たちにしては珍しく1か月前に予約した時点でもう後残席僅かというところでした。。。


私はオーストラリアのフィリップ島で野生のペンギンを見ましたが、遠くから見るだけで、しかもフェアリーペンギンっていうとても小さなペンギンだったので、こんな近くで動き回るペンギンを見られて感激です。

Kは南アフリカのケープタウンの近郊のビーチで野生のペンギンを見たことがあるみたいで、そちらは柵も何もなくて、駐車場までペンギンが普通に歩いてくるくらいだったようで、ペンギンをみるだけならそっちのほうが良かったと言ってましたが・・・。
でも、景色と合わせて総合的にみるとこちらも悪くない(上から目線)と言ってましたよ。


ほとんどのツアーは島に上陸するパーミットを持っていないので、船の上から海岸沿いにいるペンギンを見るだけです。


ペンギンを見た後は上の写真のようなボートに乗ってBeagle Channel(日本語だとビーグル水道)を通って2時間程のクルージングをしながらウシュアイアに帰ります。

途中大量の海鳥がたむろする島を通ったり、、、


遠くからみたら、これもペンギンかと思っちゃうような色づかい。


アザラシがいる島を通ったり。


ノースバンクーバーにいるアザラシよりも数倍かわいい。


子供サイズのアザラシも居て、ほのぼのします。


ウシュアイアは港町だけど、すぐ後ろに雄大な山があって、なかなか風光明媚な美しい街でした。



2020/01/19

アルゼンチン旅行 - 4


マウントフィッツロイのベースの街、El Chaltenから車で3時間程離れた El Calafateのという街に移動し、そこからもう一つのパタゴニアのハイライトである、ペリノ・モレノ氷河を見に行きました。


ちなみに、El Calafateは結構開けており、登山をしない観光客も多く、印象で言うとカナディアンロッキーのバンフを髣髴とさせる街並みでした。


アウトドアブランドのお店、レストランやお土産屋さんが多いところも似てましたね。


薬局もこんなに可愛らしい山小屋使用。

さて、この街にいる人全員が参加するであろうペリノモレノ氷河ツアーですが、一番ポピュラーなミニトレッキング(トレッキング自体は1時間15分ほど)と、3時間程トレッキングするBig Iceとあります。
ミニトレッキングでだいたいUS$170くらいで、ビッグアイスだとUS$260くらいです。私たちはミニトレッキングをしたのですが、それで十分楽しめましたよ。
どちらのツアーも朝から夕方までの終日コースです。

あと、氷河トレッキングはおそらく旅行会社がかけている保険の都合でたいてい年齢制限があります。ミニトレッキングだと大体60歳まで。
ビッグアイスだと旅行会社にもよりますが、55歳までというのを見ましたね。

ですので、氷河トレッキングはチャンスがあるときに行くべきですね。
リタイアしてからゆっくりと、、とか言ってるとできなくなる恐れがあります。

氷河を観に行くだけなら年齢制限ありませんが、やはり実際に氷河の上をトレッキングするのは感無量です。


ツアーバスはアルゼンチンレークを見ながら2時間ほど走っていきます。


この地方の特産でベリーの一種、カラファテという実がなっているのをたくさん見ました。
カラファテジャムとかカラファテアイスとか食べれますよ。
甘酸っぱくて美味しかったです。


実際の氷河には小型船で20分ほどのミニクルージング。


途中こんな珍しい地層の岩が見られました。


こちらでアイゼンを付けてもらいます。
このアイゼンがかなりの年代物もので、重くて重くて。。。


アルゼンチンの国旗の後ろには氷河です!


ツアーは20人までで1グループとなって間をおいて出発します。


クレバスにたまった氷河の雪解け水。
すごくきれいなブルー。


今にも崩れ落ちそうです。
実際何度も氷河が崩れ落ちるところを見たのですが、うまく写真に収められなかったのが残念です。


実際にトレッキングするのは、手前の安全なところのみで、実際にレンジャーの方が先に歩いて確かめてから歩いていきます。


遠くから見たところ。
人が蟻の行列のように見えますね。


船と比べてみても、かなり大きな氷河ということが分かるでしょうか?


ミニトレッキングの後は場所を移動して、遊歩道から氷河を下に眺められるところに移動します。


ガイドさんによると、この氷河は一日あたり2メートル動いているそうで、温暖化が問題になっている今でも後退せず、成長し続けているようで、それはとても珍しいことなんだそうです。


氷河を上から見下ろすのも迫力があります。
本当に見渡す限り何処までも続いていて圧巻です。


あちこちで氷河が崩れ落ちる音がするのですが、音が聞こえたときにそちらを見るとすでに氷河が崩れていて写真には収められず。。。


ダイナミックな自然に触れるといつも人間というのはちっぽけだなぁと思います。

1人1人はちっぽけだけど、この自然をずっと残していけるようにちょっとしたことでも環境問題に取り組んでいきたいな、と思いました。